サイバーセキュリティシンポジウム道後2018(SEC道後)

開催趣意

第5期科学技術基本計画で示されたように,サイバー空間とフィジカル空間(実空間)を高度に融合させることにより、 地域、年齢、性別、言語等による格差なく、多様ニーズ、 潜在的なニーズにきめ細かに対応したモノやサービスを提供することで経済的発展と社会的課題の解決を両立し、人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる、 人間中心の社会である超スマート社会がSociety5.0として注目されています。
Society5.0では、超スマート社会サービスプラットフォームに必要となる技術として、サイバーセキュリティ、IoTシステム構築、ビッグデータ解析、AIなどが位置づけられています。
サイバーセキュリティについては、申すまでもないことですが、IoTやビッグデータ,AIの何れも、SEC道後における関心の中心であるサイバーセキュリティと切り離して考える事はできません。
センサーや家電機器,コネクティッドカー等のIoT機器をターゲットとしたマルウェアや攻撃は、セキュリティの専門家のみならず、その被害が広く知られるようになってきました。また、マルウェアがもたらす異常の検出に、AIを応用しようとする取り組みも行われています。ビッグデータを初めとする、データの流通、利活用を図るデータ主導社会においては、情報の保護といった点からもサイバーセキュリティと一体化した取り組みが求められています。
サイバーセキュリティシンポジウム道後実行委員会では、情報セキュリティの重要性について広く地域に普及・促進を図り、また、地域におけるICTセキュリティ関係の人材育成に繋げるため、毎年全国のサイバーセキュリティ関係者を幅広く招聘し、シンポジウムを開催しています。

SEC道後2018では、「Society 5.0(超スマート社会)の到来とサイバーセキュリティ」をテーマに、国のサイバーセキュリティ政策をはじめ、技術・法制度や事例等も含め、多様な側面から最新の事情を学び、議論を深め、対策等につなげる機会にしたいと考えています。 また、講演に加え、議論の場や懇談の場を提供することで、参加者同士の連携を深めるとともに、人的なネットワークを形成し、日本における先進的なサイバーセキュリティに関わる様々な情報発信の場を提供することができると考えています。

こうした取り組みによって、安全で便利な高度情報通信社会の構築と地域の発展に役立てばと考えており、ご支援を賜れば幸いです。

平成29年9月
サイバーセキュリティシンポジウム道後実行委員会 委員長
愛媛大学大学院 教授 小林 真也



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